鏡を撫でると金運がアップする猿の像「アルテ橋」-金運-
「アルテ橋(カール・テオドール橋)」は、中世の時代木造の跳ね橋として建設され、200年ほど前に現在の石橋に架けかえられました。この橋のたもとにある猿の像が差し出している鏡を撫でると、金運がアップするといわれています。
金運アップのご利益がある鏡を持った猿の像、アルテ橋
正式名称は「カール・テオドール橋」と言いますが、人々からは通常「アルテ(古い)橋」と呼ばれている通り、ハイデルベルクにある橋で一番古くからあると伝えられています。
全長220mの「アルテ橋」は、建設当初は屋根のある木製の跳ね橋だったのですが、度重なる洪水で再建されていくうちに、今から約200年前にカール・テオドールによって石橋に変わったそうです。その昔、詩人のゲーテも恋人と歩いたという歴史的な石橋ですが、現在ある「アルテ橋」は、何と8代目!その橋げたには、洪水で水があがった印が年号と一緒に書いてあり、「アルテ橋」の歴史を感じることができますのでぜひチェックしてみてください★
さて、この「アルテ橋」のたもとには、少し風変わりな金の鏡を持った猿の像が立っています。この像には「鏡を見てみろ!偉そうにしていても俺と同じ顔をしているくせに。」というドイツ語の一文が添えられています。中世の時代、権力者に対する皮肉を込めたエピソードからきているといわれており、その他にもこの猿の像には複数の逸話が伝えられています。 現在ではそのエピソードの中でも、金運を招いてくれる像として多くの人たちから親しまれています。
ご利益(ジンクス)を見る
「アルテ橋」のたもとにある猿の像が持つ鏡を撫でると、お金持ちになれるといわれています。多くの人たちが金運アップのご利益を求めて鏡を撫でていくので、猿が持つ鏡は磨かれたようにも見えます。(笑)
金運のご利益もさることながら、猿の像が人々に人気な理由がもう一つあります。それは、この猿の像はデザインもかなりユニークで、顔の部分が空洞になっておりすっぽりと頭を入れることができるという点です。そのため、猿の像を訪れたほとんどの人が、鏡を撫でていくのと一緒に猿の顔を被ったようなオモシロ記念写真を撮っていかれるそうですよ★
そして、この猿の像のそばには小さなネズミの像があるのに気付かれると思います。これは、昔この辺りが穀物倉庫であったことから造られたそうです。そしてこのネズミには、触ると再びこの地を訪れることができるというジンクスがあるのだとか。それにしても猿にネズミとは、なんとも不思議な組み合わせではありますよね。