謎多き天空の要塞都市マチュピチュ遺跡
古代インカ帝国が残した究極の神秘
南米ペルーのアンデス山脈、標高約2450mの尾根に位置する古代インカ帝国の遺跡。山裾から遺跡の存在が確認できないことから、「空中都市」「インカの失われた都市」などと称される。
遺跡は神殿と居住区で構成され、その総面積の約半分の斜面には段々畑が広がっている。建造物の石積みはカミソリの刃すら隙間に通さないほど精密に組まれており、数百年経った今でもしっかりと姿形が残存しています。
何故このような高地の断崖絶壁に、要塞都市が建築されたのか?
かつてインカ帝国がスペインの侵略から財宝を守るために建設した都市、という説や、最後の砦であったという説がありますが、アンデス文明は文字を持たないため、その理由は明確になっていない。
インカの人々はこの秘密都市で80年ほど生活した後、高度な文明が栄えたマチュピチュを残してさらに奥地へと移り住んだと言われている。
その後は数百年に渡り人の目に触れることはなく、1911年7月24日アメリカの探検家ハイラム・ビンガムの発見により世界に知られるところとなりました。
遺産データ
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- 登録名
- マチュ・ピチュの歴史保護区
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- 種別
- 複合遺産
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- 登録年
- 1983年
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- 国名
- ペルー
ベストシーズン
マチュピチュの平均気温は一年通して20℃前後。
夜は10℃以下に冷え込むため上着は必要。
雨季と乾季があり、マチュピチュ観光のベストシーズンは乾季の5月~9月頃。
雨季の1月~3月頃はほぼ毎日雨が降る。
霧がかったマチュピチュも美しいが、山道や階段を多く歩くため、雨の少ない乾季がおすすめ。
アクセス
マチュピチュを目指すには、まずペルーのクスコへ。
日本からの直行便はなく、アメリカとペルーの首都リマで2回乗り継ぎ、所要時間約27時間~でクスコへ到着。
クスコからはマチュピチュ村まで鉄道やバスが運行。
マチュピチュ村からは遺跡入り口まで約30分で到着するシャトルバスが運行。