気高く美しいアボリジニの聖地ウルル カタジュタ国立公園
2つの岩山をはじめ、雄大な自然が広がる
ウルル カタジュタ国立公園には、有名な2つの岩山が横たわっている。
アボリジニの言葉で「ウルル」と呼ばれる「エアーズロック」、「カタ・ジュタ」と呼ばれる「オルガ」。
公園内には、この岩山を「聖地」と崇める先住民アボリジニの集落がある。彼らがこの地に定住したのは4~5万年前とされ、地球上で最も早く人間社会を形成した民族といわれている。今日も過酷な自然環境の中で、伝統的な生活を維持する彼らの文化が貴重であるとして、文化遺産にも登録された。
エアーズロック(ウルル)
高さ348m、周囲約9kmの巨大な一枚岩。地下にはさらに、6kmもの塊が埋もれている。太陽によって表情を変える赤褐色の岩肌は、大自然のすばらしさを感じる。
オルガ(カタ・ジュタ)
大小36もの岩山の集合体。最も高い岩で546m、周囲は36kmと創造を絶するスケール。
人気アニメにヒントを与えたとされる「風の谷」としても有名。400万年前に現在の形になったといわれています。
遺産データ
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- 登録名
- ウルル-カタ・ジュタ国立公園
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- 種別
- 複合遺産
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- 登録年
- 1987年
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- 国名
- オーストラリア
アクセス
成田からシドニー・ケアンズ・パースを経由してエアーズロック(コネラン空港)へ。空港から観光の基点となるエアーズロックリゾートへは無料シャトルバスで約15分。エアーズロックリゾートからエアーズロック,オルガ岩郡へはシャトルバス(AUD50~)、レンタカー、ウルルエクスプレス(シャトルスタイルタクシー)で。ダーウィン発着のオプショナルツアーも多数あり。