ヴァレッタ

世界遺産

地中海の城砦都市ヴァレッタ(バレッタ)市街

ヴァレッタ市街

中世の騎士団が眠る大聖堂

地中海中央部に位置するマルタ共和国。ヨーロッパとアフリカの間に位置する島国であることから、古代から常に戦いの要塞となり、多くの民族や文明、勢力が行き交って来た。マルタは歴史のエピソードや謎に富む遺跡が多いのが特徴。島の北東に位置する岩山に造られた首都ヴァレッタ(バレッタ)は、街全体が世界遺産に指定されている。
街の中央に位置する聖ヨハネ大聖堂は、外見は普通の教会だが、1歩中に入ると絢爛豪華な内装に眼を奪われる。中世の騎士たちの墓碑銘が並び、色鮮やかな家紋や絵が施された400枚あまりもの大理石が並んでいる。現在もローマで赤十字活動を続けているマルタ騎士団の起源でもあるヨハネ騎士団が、教会や信徒を守る戦いの合間に、この聖堂で祈りを捧げていた。礼拝堂が8つあるのは、騎士達の民族構成が8言語にわたっていたからとされている。

遺産データ

  • 登録名
    ヴァレッタ市街
  • 種別
    自然遺産
  • 登録年
    1980年
  • 国名
    マルタ

MAP

地図

アクセス

  • 日本から空路マルタへ。マルタへは直行便がないので、欧州各都市経由。市街へはマルタ国際空港から北6km。バスやタクシーが一般的。

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